「サマータイム制度〜日本とアメリカ〜」



サマータイム制度。一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。日本でもサマータイム制度は導入されるのでしょうか。アメリカのサマータイム事情も見てみましょう。


サマータイム制度は別名「夏時間」とも呼ばれ、アメリカやヨーロッパなどで導入されています。
明るいうちに仕事をし、夜は早く寝るようになる。この結果が省エネにもつながるという考えからサマータイム制度は生まれました。そもそもこのサマータイムは夏の間、太陽の出ている時間帯を有効に使おうという目的で、現行の時刻から1時間早めたタイムゾーンを使う制度のことを言います。

アメリカでは、昼間の長い春から秋までが約半年間サマータイムの導入期間になります。仕事後のバケーションの促進やエネルギーの節約を目的に行われています。サマータイムが実施されると時計の針が1時間進められます。ちなみにアメリカではサマータイムではなくて「デイライトセービングタイム」と呼ばれており、スタートは毎年4月の第1日曜日からで10月の最終日曜日に終了します。

サマータイムは日本でも昭和20年代に実施されましたが、評判が悪くわずか数年で廃止されました。
最近では省エネなどのため復活させようとの動きもありましたが、導入には至っていません。現在も根強い不信感があります。
まずは理由にあげられるひとつが生活リズムが混乱すること。
「昼食の時刻は昼間の真ん中の12時だよ」と子供のときから教わっている日本人は、1時間でもずらすと体調不良が起こるとのことです。
そして日本列島は縦に細長く、北海道と沖縄県では大きな日照時間の差があるので、全国一律、同時にサマータイムを導入するには向いていないようです。
また伝統的に夏の強烈な日差しは避けるべきものであり、夏の風物詩となっている花火大会、夕涼みや蛍狩りなどもも夜を主体としたものが多いので、日本では再び導入するのは難しいようですね。